平和をかんがえる絵本

たいせつなことは国境を越えても不変です。
読み継がれていく、平和への祈り。

台湾、沖縄、イラン、ベルギー、ウクライナ……戦火に傷ついた過去をもつさまざまな国々や地域。辛い記憶を語り継いでいこうという思いは、国境を越えてかわることはありません。いのちを、未来を守り育んでいくことは人類共通の願いであり課題です。絵本を通じ、平和を守り次世代につないでいくことの大切さを伝えるシリーズ。
ブロンズ新社は、これからもさまざまな国や地域の作家による平和と戦争を考える絵本を刊行していきます。

PROFILE

写真: クロード・K・デュボワ

クロード・K・デュボワ作

1960年、ベルギー生まれ。絵本作家。ほのぼのとしたタッチで、やさしい心の交流を描き、80作以上の絵本を手がける。自身の母親の体験をもとに描きおろした『かあさんは どこ?』(落合恵子 訳/ブロンズ新社)にも、人への愛と思いやりが深く息づいている。『だきしめてほしくって』をはじめとする、ハムスターのロラを描いたシリーズ(カール・ノラック 文、河野万里子 訳/ほるぷ出版)や、『さようなら、わたしの恋』(ポプラ社)など、日本でも多くの作品が翻訳されている。

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写真: 落合恵子

落合恵子訳

1945年、栃木県生まれ。作家。子どもと女性の本の専門店「クレヨンハウス」主宰。執筆の傍ら、子どもと女性の人権に関する活動にも取り組んでいる。主な著書に『絵本屋の日曜日』(岩波書店)、『決定版 母に歌う子守唄 介護、そして見送ったあとに』『がんと生ききる 悲観にも楽観にも傾かず』(ともに朝日新聞出版)などがある。
絵本の訳書も多く手がけている。

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安里有生詩

2007年、沖縄市生まれ。教諭である父親の転勤に伴い、4歳で与那国島に移り住む。2013年、与那国町立久部良小学校に入学。同年、沖縄県平和祈念資料館が募集した「児童・生徒の平和メッセージ」に詩を応募し、小学校低学年・詩の部門で最優秀賞を受賞した。
6月23日の沖縄県全戦没者追悼式で自ら朗読したこの詩が、絵本『へいわってすてきだね』(長谷川義史 絵/ブロンズ新社)の文章となった。

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写真: 長谷川義史

長谷川義史画

絵本作家。1961年、大阪府生まれ。『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』(BL出版)で絵本デビュー。独特のタッチとユーモアあふれる作風であたたかな世界を描き、社会性のあるテーマにも意欲的に取り組む。『ぼくがラーメンたべてるとき』(教育画劇)で日本絵本賞、小学館児童出版文化賞、『へいわってすてきだね』(ブロンズ新社)で第7回MOE絵本屋さん大賞第1位を受賞。ほかの主な絵本に『いいからいいから』(絵本館)、『朗読詩 ひろしまの子』(四國五郎 作/BL出版)など多数。絵本の翻訳も数多く手がける。

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写真: ジミー・リャオ

ジミー・リャオ作

1958年、台湾・台北生まれ。絵本作家・イラストレーター。中国文化大学美術部卒業後、広告会社に12年間勤務。白血病を発症し、3年間の自宅療養を経て、1998年、『森の中の秘密』(PHP研究所)で絵本作家としてデビュー。『君のいる場所』(小学館)が大ヒットし、台湾の国民的絵本作家となる。50作以上を発表し、15カ国以上で翻訳出版されるほか、映画やミュージカル、テレビドラマになった作品も多い。日本で刊行された絵本に『君といたとき、いないとき』『地下鉄』(ともに小学館)、『おなじ月をみて』(ブロンズ新社)などがある。

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写真: 天野健太郎

天野健太郎訳

1971年、愛知県生まれ。台湾文学翻訳家、俳人。2000年から台湾の国立台湾師範大学国語中心、中国の北京語言大学人文学院に留学。帰国後、台湾を専門とする通訳・翻訳者として活動し、聞文堂LLC代表として台湾の書籍や文化を日本に紹介した。
翻訳家デビュー作『台湾海峡一九四九』(龍應台 著/白水社)が話題となり、文芸、歴史、エッセイ、絵本など幅広い分野の翻訳を手がけた。訳書『13・67』(陳浩基 著/文藝春秋)はベストセラーに。ほかの訳書に、絵本『おなじ月をみて』(ジミー・リャオ 作/ブロンズ新社)など多数。
2018年、最後の訳書『自転車泥棒』(呉明益 著/文藝春秋)の刊行から2日後に逝去。

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写真: たにかわしゅんたろう

たにかわしゅんたろう文

1931年、東京生まれ。詩人。21歳で第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。数々の賞を受賞し、日本を代表する詩人として親しまれる。絵本『わたし』(長新太 絵)、『あな』(和田誠 絵/ともに福音館書店)、『もこもこもこ』(元永定正 絵/文研出版)、翻訳絵本『スイミー』(レオ・レオニ 作/好学社)などは、長年にわたり読み継がれている。ほかに絵本『へいわとせんそう』(Noritake 絵/ブロンズ新社)、詩集『バウムクーヘン』(ナナロク社)など、膨大な著作がある。2024年逝去。

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写真: Noritake

Noritake絵

1978年、兵庫県生まれ。イラストレーター。モノクロームのドローイングを中心に、広告、書籍、雑誌、ファッション、プロダクト制作など、国内外で活躍。デザイン、ディレクション、作家活動も行う。絵本に『へいわとせんそう』(たにかわしゅんたろう 文/ブロンズ新社)がある。

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写真: ロマナ・ロマニーシン、アンドリー・レシヴ

ロマナ・ロマニーシン、アンドリー・レシヴ作

絵本作家、アーティスト。共に1984年⽣まれ。ウクライナのリヴィウを拠点に活動する。リヴィウ国⽴美術⼤学を卒業。アートスタジオAgrafka 主宰。2011年、ブラチスラバ世界絵本原画展(BIB)で出版社賞を受賞。2021年、『旅するわたしたち On the Move』で、韓国のナミコンクール・グリーンアイランド賞、2021年ヨーロッパ・デザイン賞銀賞など5つの賞を受賞した。邦訳に『戦争が町にやってくる』(⾦原瑞⼈ 訳)『旅するわたしたち On the Move』(広松由希子 訳/以上、ブロンズ新社)、『⽬で⾒てかんじて 世界がみえてくる絵本』『うるさく、しずかに、ひそひそと ⾳がきこえてくる絵本』(共に、広松由希⼦ 訳/河出書房新社)がある。『つたわるかな? コミュニケーション A to Z』(広松由希子 訳/ブロンズ新社)で、2026年ボローニャ国際絵本原画展ラガッツィ賞ノンフィクション部門特別賞を受賞した。世界が注⽬するユニット。

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写真: 金原瑞人

金原瑞人訳

1954年、岡山県生まれ。翻訳家。児童文学やヤングアダルト向け作品を中心に、精力的に海外文学を紹介し、訳書は650冊を超える。
訳書に『バーティミアス』(ジョナサン・ストラウド 作/静山社)、『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる ハプワース16、1924年』(J.D.サリンジャー 作/新潮社)など多数。絵本の訳書に「ネズミの冒険」シリーズ(トーベン・クールマン 作)、『戦争が町にやってくる』(ロマナ・ロマニーシン&アンドリー・レシヴ 作/以上、ブロンズ新社)などがある。小説や古典など幅広い分野の翻訳を手がけ、エッセイ集などの著作もある。

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写真: シャフルザード・シャフルジェルディー

シャフルザード・シャフルジェルディー文

1986年生まれ。作家。幼いころから文学に熱中し、テヘランのシャヒード・ベヘシュティー大学で児童文学とヤングアダルト文学を専攻し修士号を取得。大学卒業後、数多くの作品を執筆している。ガザル・ファトッラヒーとの共著の『きみは、ぼうけんか』(ブロンズ新社)で、2021年ブラチスラバ世界絵本原画展金牌を受賞。

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写真: ガザル・ファトッラヒー

ガザル・ファトッラヒー絵

1989年生まれ。ビジュアル・アーティスト、イラストレーター。イラン・イラストレーターズ・ソサエティとイラン児童図書評議会の会員。テヘラン芸術大学でグラフィックデザインの学士号を取得。2013年に初の絵本を出版して以来、15冊以上の絵本を手がけ、国内外の数々のブックフェアで評価される。常に新しい芸術言語の探求に意欲的で、伝統的な技法とデジタル効果を組みあわせたイラストが特徴。イラン在住。

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写真: 愛甲恵子

愛甲恵子訳

ペルシャ語翻訳家。大学院修士課程修了後、10カ月のイラン留学を経て、イランの絵本の翻訳・紹介を手がける。
主な訳書に、ブラチスラバ世界絵本原画展グランプリ受賞作『ボクサー』(ハサン・ムーサヴィー 作/トップスタジオHR)、同展金牌受賞作『きみは、ぼうけんか』(シャフルザード・シャフルジェルディー 文/ガザル・ファトッラヒー 絵/ブロンズ新社)、『ごきぶりねえさん どこいくの?』(ミーム・アーザード 作/モルテザー・ザーヘディ 絵/山山舎)などがある。

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