みやこしあきこさん『ぼくのたび』制作のようす③完成とメイキング動画

≫第2回目の記事はこちら

ひんやり晴れた、気持ちのよい秋のある日。
『ぼくのたび』の見本が無事にあがってきました。

f:id:staffroom:20181102200419j:image

ほうっと息つく、特別な朝。

朝のオフィスで、製本所から届いた茶紙の梱包を解き、できたやほやほやの本をひらいて、誤植がないか、不良箇所がないか、息をつめて検品します。
この瞬間は、編集者の方はみなさんご存知の、緊迫感漂う恐怖のひとときではないでしょうか。
無事検品が済むと、安堵感と嬉しさがじわじわとこみあげます。

そこから先はご褒美のような時間。
著者のみやこしあきこさんに、できあがった本を直接お渡しして、美しい絵本がうまれたことを喜びあいます。

f:id:staffroom:20181102200437j:image

最高の絵本になりましたね。

ブックデザインをして下さったデザイナーの坂川朱音さんの事務所にも出かけていき、直接絵本をお届けして、美しい絵本がうまれたことを喜びあいます。
本が誕生する瞬間は、何度経験してもその度にうれしいもの。秋に生まれた『ぼくのたび』、これからたくさんのすてきな読者にめぐりあえますように。

刊行に先駆けて、オールリトグラフによる、この美しい絵本が誕生するまでを丹念にカメラで追った、メイキング動画を公開しています。
みやこしさんの指先から、魔法のように美しい絵が、紡ぎだされていく様子は必見です。
絵本の制作過程に興味がある方も、ぜひご覧ください。
なんど見てもため息で、わたしは中毒のように、ほとんど毎日繰り返し見ています。

◎『ぼくのたびーーリトグラフによる絵本の原画ができるまで』

みやこしあきこさん最新作『ぼくのたび』は、11月7日頃から、全国の本屋さんに並びだす予定です。
みなさま、どうぞたのしみにお待ちくださいね。

(編集部・沖本)

PROFILE

写真: みやこしあきこ

みやこしあきこ

1982年、埼玉県生まれ。武蔵野美術大学卒業。大学在学中より絵本を描きはじめる。2009年、『たいふうがくる』(BL出版)で第25回ニッサン童話と絵本のグランプリ大賞を受賞。2012年『もりの おくの おちゃかいへ』(偕成社)で、第17回日本絵本賞大賞を受賞。『よるのかえりみち』(偕成社)で、ボローニア・ラガッツィ賞特別賞、ニューヨークタイムズ・ニューヨーク公共図書館絵本賞を受賞。2023年、『ちいさなトガリネズミ』で第72回小学館児童出版文化賞を受賞。作品に、『ピアノはっぴょうかい』『これ だれの?』(ブロンズ新社)、『のはらのおへや』(ポプラ社)、『かいちゅうでんとう』(福音館書店)他多数。2007年より1年間ベルリンに滞在。旅が好きで、インド、ヨーロッパ、モロッコ、小笠原諸島など、世界中のいろいろな場所を訪れている。

作家特集ページ

もどる