五味太郎哲学をたっぷり味わえる名著『じょうぶな頭とかしこい体になるために』

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絵本ではありません。これは、子どもの権利について、絵本作家・五味太郎さんが考察をめぐらせた本です。人権について書かれているので、大人が読んでも参考になる事項が書かれていますし、大人が子どもに対してしてはいけないことにも言及されています。30年前に出版した本ですが、古びないどころか、むしろ、変動する今にこそ、ググッと心につきささる貴重な一冊です。子どもたちの50の質問に五味さんが答える形式で、該当する法律も押さえています。タイトルには、五味さんの意気込みが込められています。

自分でやるしかありません。自分で考え、自分で悩み、自分でしかり、自分をはげまし、そして自分を可愛がってゆくしかないのです。そのために、結構きつい問題でもなんとかこなせる〈じょうぶな頭〉と、好きは好き、嫌いは嫌いとはっきりわかる〈かしこい体〉が必要なんだろうと思います。

(あとがきより抜粋)

この画期的なタイトルを、五味さんはお風呂でひらめいたそうです。エウレカ !

これからリレーブログで、少しずつ、ブロンズの編集部員が、本書の魅力を紹介していきます。こんな素敵な目次が並んでいますよ。

学校には 行かなくちゃいけないの? 義務教育について考える

なぜ友だちと競争しなくてはいけないんだろう 競争の意味、あるいは価値について

『ぼく今日休みたいな』休むとはどういうことか

「親とはなにか」親が離婚しちゃったんだ…

(若)

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本書は、1991年に小社より出版した『じょうぶな頭とかしこい体になるために』から、諸データを更新して判型を変えた新装版です。

PROFILE

写真: 五味太郎

五味太郎

絵本作家。1945年、東京生まれ。桑沢デザイン研究所ID科卒業。工業デザインの世界から絵本創作へ。400作近い作品を発表し、30カ国以上で翻訳出版されるなど、国内外で幅広く親しまれている。絵本のほか、エッセイ、写真集、文具や服飾のデザイン、アニメーション制作など、多方面で活躍。主な著書に『みんなうんち』(福音館書店)、『さる・るるる』(絵本館)、『言葉図鑑』(偕成社)、『らくがき絵本 五味太郎50%』『6Bの鉛筆で書く』(ともにブロンズ新社)などがある。『ぼくは ふね』(福音館書店)で第30回日本絵本賞大賞を受賞。

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