デパートの魅力がぎっしりの絵本。

大人になっても「デパート」ときくと、わくわくしますね。
きらびやかな飾りつけをほーっと眺めて、婦人服売り場で大人にまじって生意気に母の服に意見をのべたり、喫茶室でホットケーキを食べたり、食料品売り場で普段買わない珍しいパンを選んだり・・・小さい頃、母に連れられていくデパートが楽しすぎたせいか、今でもデパートときくと、反射的にテンションが上がります。

そんなデパートの魅力がたっぷりつまった絵本ができました。

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植垣歩子さんの『アリゲール デパートではたらく』できたてほやほやです!

今回の絵本の魅力は、おとぼけわにのアリゲールのかわいさと、緻密に描きこまれたデパートのディティール!
ジェラート屋さん、おもちゃ売り場、化粧品売り場、紳士服売り場に、屋上庭園……デパートの色々な売り場が登場します。

リアルでわくわくする売り場の様子は、植垣さんの取材のたまもの。
今回の絵本は、銀座和光さんと、日本橋高島屋さんにご協力をいただき、じっくり取材をしてからつくりました。

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高級感あふれる銀座和光で、取材中の植垣さん。
商品の並べ方ひとつとっても、絵本の参考になります。

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和光のオーダーメイドスーツ売り場の一角。
生地やカフスボタン、シャツの襟の型が整然とディスプレイされ、パリッとした紳士の空気が漂います。
お仕立てスーツ、格好いいー

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こちらは老舗デパート、日本橋高島屋。風格ある外観はいつ見ても美しいですね。

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こちらは絵本版・ベイントンデパート。負けず劣らずの風格の、気分が華やぐ外観です。

あちこちに、老舗デパートのエッセンスがつまった、『アリゲール デパートではたらく』は、売り場を眺める楽しさはもちろん、おはなしも起伏に富んで楽しいです。

植垣さんの作品は、優しくておおらかで、どことなく懐かしく、読んでいると、子どもの頃に感じていた圧倒的な安心感につつまれるような絵本です。ぜひ、一度お手にとってみて下さいね。

*おまけ
余談ですが、日本橋高島屋の屋上庭園はおすすめですよ。
お休みの日、木陰のベンチに坐って、のんびり庭を眺めながら、ソフトクリームを食べたりするのは、個人的東京快楽50選のかなり上位に食い込む幸せな時間です。

絵本のなかに登場する屋上庭園も、そこはかとなく日本橋高島屋の面影がありますよー。

(編集部・沖本)

PROFILE

写真: 植垣歩子

植垣歩子

1978年、神奈川県生まれ。絵本作家。大学で日本画を学ぶ。『6人の老人と暮らす男の子』でピンポイント絵本コンペ優秀賞を受賞。その後、やさしくあたたかなタッチで、数多くの絵本を手がける。
主な作品に『すみれおばあちゃんのひみつ』(偕成社)、『ごぼうせんせいのいそがしいいちにち』(佼成出版社)、『にんじん だいこん ごぼう』(福音館書店)、『アリゲール デパートではたらく』(ブロンズ新社)などがある。

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