毎日さむい日がつづいていますね。
ブロンズ新社には、先日、ひと足先に『さくらもちのさくらこさん』が到着しました。
空気は一気に、春らんまん。

やる気いっぱいのさくらこさん(この直後すぐにやる気をなくす)。
岡田よしたかさんの最新作は、「たべもの絵本」シリーズ初の女の子が主人公。
だれる、キレる、あばれる、集団から外れる、悪口をいう、いじける、ねむる、ふてくされる……この初ヒロインがまあ…なーんとも厄介で、かわいい子なのです。

ハンカチおとしの邪魔をして……

ひとりぼっちでおいてかれ、ふてくされて悪口タイム。
わがやの5才の息子も、なかなかのさくらこ系。おともだちがみんなで楽しそうに遊んでいると、急にふいっと輪をはずれ、ひとりでどこかに行ってしまうことなどがよくあります。「もっとうまいことやれ!」と、母親目線でもどかしく思うこともあるのですが、よくよく考えると、あの感じは、自分が子どもだった頃にそっくり。それにそもそも、うまくやる必要なんて、別にどこにもないのでした。
いろいろざんねんなさくらこさんの様子に、自分のことはすっかり棚にあげ、「このさくらこさん、わるいよー!」なんて、絵本を見ながら、5歳はクックと笑って大喜びしています。

営業部Hさん渾身企画の販促用さくらこさん。
岡田さんの、のびのびおおらかな優しさと、シュールな奇才っぷりが組み合わさった、岡田よしたか「たべもの絵本」シリーズは、他に類を見ない独特の世界観が魅力の絵本。いちど読むと、中毒のようにくせになりますよ。

さくらこさん、堂々たるヒロイン感!
あとすこししたら、桜もほころび、入園・入学シーズンがはじまります。あたらしいことにうまくなじめず、やきもきする子も、あせる子も、そわそわ見守る、おとうさんも、おかあさんも、まわりの大人のみなさんも、とりあえずお茶を飲んで、さくらもちでも食べながら、「さくらこさん、ひどすぎるー!」なんて、気楽に盛り上がったりしたら、たのしいのではないでしょうか。
みなさま、さくらこの傍若無人っぷりを、ぜひ店頭で眺めてみて下さいね。
さむいさむいとか言ってるうちに、桜の木もあっという間に満開になりますね。
◎おまけのはなし
岡田よしたかさんは、関西のご出身なので、さくらもちはつぶつぶ派。関東出身のわたしは、生地であんこをくるりと巻いたクレープ派。関西は餅米を使った「道明寺」、関東は小麦粉を使った「長命寺」って言うんですって。さくらこさんの、なんともいえないいじましさを表現するには、断然、ねっちょり感のある道明寺ですね。さらさら生地の長命寺は、どことなく、聞き分けのいい優等生ガールって感じがしません?・・・しませんかね・・?
(編集部・沖本)